2019年6月10日

D病棟 看護師 「高齢者の皮膚に対する保湿の有効性~スキン-テア予防」

 当病棟患者の平均年齢は84歳と高齢者が多い。傾向として拘縮が強く、皮膚は脆弱であり内出血や皮膚剥離等のスキントラブルが発生しやすい。

 これは、高齢者の皮膚の特徴でもある、乾燥・しみ・しわ・たるみ以外に、抵抗力の衰えにより外的損傷を受けると感染しやすく、傷が治りにくいためである。つまり、スキン-テアなどのトラブルが発生しやすくなる。

 スキン-テアとは、「摩擦、ズレによって皮膚が裂けて生じる真皮深層までの損傷」と定義されている。

1)そのため高齢者のスキン-テア予防は重要である。

 スキン-テアの原因の1つに皮膚乾燥が挙げられており、保湿の必要性が重要視されている。

 ケリリン・カービル氏は“スキン-テア予防は1日2回の保湿が有効である”と提唱している。

2)その情報を元に当病棟で使用している3種類の保湿剤を使用し、皮膚状態の変化を検証した結果、保湿の有効性が確認できたので報告する。

 

研究期間は終了したが、スキン‐テア群の保湿効果を上げるため、ローションの会社に問い合わせたところ、“オイルとローションを混ぜることで、水分の蒸発を防ぐ効果があるのでミックスして使用する事は効果が得られる”とアドバイスをいただき実行しているところである。混合保湿はまだ検証途中であるが、皮膚落屑はほぼ見られなくなった。今後もスキン-テア予防を継続していくために、スタッフ全員で取り組み、個別性を重視したより良い看護、介護を行っていきたい。

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