院長挨拶 「冒険の始まり」

日の出ヶ丘病院を囲繞する丘陵は春容があふれています。鴨の羽色のように明るんだみどりが萌え、葉隠のこずえからは鶯のさえずりがこぼれ出て、心に潤いを与えてくれます。 

この4月より病院長に就任いたしました。私にとってはヒマラヤの未踏峰に挑戦するような心持ちです。かつて8000m峰にも挑戦した「山屋」の端くれとして、かたちを変えた冒険のような気がしています。

冒険とは何か。自分なりに定義すると「危険と未知の二つの要素を、たゆまぬ努力と自由な意思で、自らの知力と体力と技術を駆使して、克服してゆくこと」であると思います。この文脈で捉えると、30歳でエベレスト大滑降、80歳でエベレストに登頂した三浦雄一郎さんは、すぐれた冒険家であるといえましょう。

彼のようなヒマラヤに挑戦するクライマーが抱く「成功への秘訣」。それを端的にあらわすとMVP、最高殊勲選手を意味するMost Valuable Playerの頭文字となります。すなわち、M(モチベーション・motivation):なぜ山に登るかという動機、V(ヴィジョン・vision):高地順応とルート工作における行程の最適化、P(パフォーマンス・performance):最高の力を発揮できるコンディションの維持。この3つが成功のための要素となるわけです。 

MVPのイメージはそのまま病院の運営にも当てはまります。 医療に携わる動機と理念、病院の進むべき方向と目標の設定、どのような立ち位置で病院を活性化してゆくか。この3つは病院の将来にとって重要なトライアングルであると考えます。

少子高齢化や財政状況の悪化に伴い、医療を取り巻く環境は一段と厳しくなっています。一方で医療のニーズは多様化し、地域における医療と介護の新たなるシステムの構築や在宅・終末期医療のあり方が問われています。こうした環境の中で、医の原点に返り患者さんと真摯に向き合うことが、あらためて求められているのだと思います。

BC(ベースキャンプ)の建設を経て、これから上部に向けての登山活動が始まります。BCから先には、クレバスやアイスリッジ、強風やホワイトアウトの世界が待ち受けているはずです。皆さんと共にザイルを結びながら励まし合い、山頂でかたい握手ができればと願っています。眇眇たりとも一歩一歩、高みへの歩を進めてゆきたいと思います。

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地域に根ざした親しみやすく、信頼される病院を目指しています。

地域医療の最前線に立つホームドクターとして、地域に密着した診療を行い、大学病院や近隣国公立病院とも連携して、安心感ある医療の実践を心掛けています。お気軽にご相談下さい。

  1. 科学的根拠に基づいた適切な医療と健康づくりの指針の提供
  2. インフォームドコンセント、セカンドオピニオン、個人情報保護の重視
  3. 地域の保健・福祉・文化活動の充実に資するための情報発信地としての活動と交流
院長挨拶 「冒険の始まり」
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